会長挨拶
八幡法人会 会長
岡橋 正之
2024年6月の第12回定時総会において第9代会長を拝命致しました岡橋正之です。
歴史と伝統のある八幡法人会の歴代会長の後を受けて、大役をお引き受けすることになり、役割の重大さを痛感しているところです。野村前会長と同様に皆様には引き続き、ご指導ご支援を賜りますようにお願い申し上げます。
八幡法人会は昭和45年6月に会員数104社をもって発足し、昭和57年11月に一般社団法人となりました。そして平成25年4月には公益社団法人に移行しましたが、公益法人移行後は、さらに公益性を重視した活動に力を入れております。納税意識高揚のために支部も委員会も精力的に活動し、講演会やセミナーなどは地元の方も対象として地域社会に開かれたものとしており、清掃活動や献血などの社会貢献活動も積極的に実施しております。また日頃税に触れ合う機会が少ない児童や生徒に対して、青年部会や女性部会は租税教育活動や絵はがきコンクールなどで、正しい納税知識の普及活動にも取り組んでおります。
国内はようやくコロナ禍から脱却し、社会経済活動の正常化が進みました。飲食や観光などを中心に、サービス消費や海外旅行者の増加によるインバウンド消費も回復しており、景気も回復基調となっています。しかし、一方でウクライナやパレスチナなどをめぐる地政学的リスクの増大や、円安の長期化などでの物価高が景気の逆風となっています。また少子高齢化の進展での人材不足やカーボンニュートラルなどへの対応で、企業を取り巻く環境は厳しさを増しております。
このように不透明な世の中となっていますが、税務当局と連携をしっかりと図りながら、法人会の理念である「法人会は税のオピニオンリーダーとして企業の発展を支援し、地域の振興に寄与し、国と社会の繁栄に貢献する経営者の団体」として活発に活動して参りたいと思っております。なお、現在の会員数は2,100社を超えておりますが、会員数の減少が続いているため、今後いかに会員増を図っていくかが課題となっております。
これまでの歴史を作って頂いた先輩方に感謝するとともに、会員の皆様のご尽力に対し深く敬意を表します。八幡法人会の会員の皆様が健全な経営を維持発展していかれることを願い、先輩方が永年にわたって築かれた努力の成果を引き継いで、会の発展のため鋭意努力してまいります。
今後も古川税務署長様をはじめ税務関係機関の皆様並びに会員の皆様方の一層のご鞭撻ご協力をお願い致しまして会長就任のご挨拶とさせて頂きます。