八幡法人会は、北九州市戸畑区、八幡東区、八幡西区3区の会員企業から構成されています。

会長挨拶


八幡法人会 会長
野村 廣美

平素は、法人会の活動に対しまして、ひとかたならぬご支援とご協力をいただき、心より御礼を申し上げます。

さて、新型コロナウィルスの感染が始まって3年目になりました。全国の感染者数をみると、6月になっても2万人を超えておりますが、第1回目の緊急事態宣言が出された2020年4月頃は全国で500人程度でした。
もちろん、検査数が格段に違いますから単純に比較はできませんが、ワクチン接種が進み、重症化率が下がってきたことなどから、飲食店に対する制限が解除され、海外からの入国者数の制限枠の拡大や屋外でのマスク着用についての議論も出てきて、ウィルスに対する警戒心は随分薄らいできているように感じます。
しかしながら、新型コロナウィルスがこの2年余りの間に社会経済に与えた影響は甚大で、特に景気の落ち込みは、事業を営む我々にとりましては憂慮すべき状況となっています。
加えて、ロシアのウクライナへの軍事侵攻に起因する諸物価の大幅な上昇は、生活者としての我々を直撃し、先行きに対する不安をあおっているのが現状です。

昨年度の法人会を振り返りますと、新型コロナウィルスの影響により中止した事業もありましたが、1年延期した50周年記念行事を無事に開催することができましたことは、何より喜ばしいことでありました。また、記念事業の開催により、公益法人として存続するための要件である「財務3基準」をクリアすることもできました。
これも、ひとえに皆様のご協力の賜物と心より感謝申し上げます。

今年度につきましては、今後の社会経済の回復が期待される中で、コロナ以前の活動を実施することを目標にして、事業計画を立てております。
税務に関する研修や相談会、講演会をはじめ、会員相互の交流を図る「地域と会員の集い」や「支部研修会」などが実施される予定となっています。また、青年部会による小学生向けの租税教室や女性部会によるチャリティーバザーなども計画されております。
これらの活動について、ぜひ皆様のご理解をいただき、また、参加していただくことによって、より親睦を深め、人と人とのつながりを広げていただきたいと願っております。

日本全体が沈みがちな今だからこそ、一層活発な活動を展開して、皆さんとともに元気を出したいと、そのように考えております。今後とも、八幡税務署様を始め関係団体様、そして、皆様のご支援、ご協力をお願いするとともに、皆様のご発展、ご健勝を心より祈念して、簡単ですが挨拶といたします。
本年度もどうぞよろしくお願いいたします。

(令和4年6月3日 定時総会)